Garage Sumida

町工場の職人×デジタルファブリケーションによるモノづくり総合支援施設


7月4日(土)にイベント【デジタル版画で北斎を刷ろう】を開催!

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先週末、二つの新ものづくり創出拠点である弊社Garage Sumidaと、印刷会社サンコー様運営のco-lab墨田亀沢を巡るツアー型イベントを開催致しました。
来年度オープン予定のすみだ北斎美術館にちなみ、現代のものづくり企業が江戸時代の浮世絵である葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を再現させます。

イベントの様子はコチラ。

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曇り空の中スカイツリー前に集まった一行は、早速バスに乗り込み最初の目的地Garage Sumidaへ。

まずは弊社代表取締役社長・浜野による挨拶。
ものづくりの街墨田を盛り上げたいという熱い思いがひしひしと伝わってきます。

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【「デジタル版画で北斎を刷ろう」はこうして始まった!】
Garage Sumidaでは、参加者の方々に北斎ワークショップ誕生の経緯と、デジタル版画の製作過程をご覧頂きました。

浮世絵は優れた美術品でありながら、その発展の歴史は全ての製造業に通ずるものがあります。江戸当時の最先端技術で作られた浮世絵を、現代のものづくり技術で再現するとどうなるのか。その製作過程の違いをスライドを用いて解説しました。

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今回作った北斎の神奈川沖浪裏の版は、印刷会社であるサンコーさんがデータ作成を、そして版木への彫刻はGarage Sumidaが担当しています。本イベントは、ものづくり企業それぞれの加工ノウハウを結集させた取り組みでもあるのです。

【レーザー彫刻の実演】
元の絵から版木用のデータを作成する過程を見たら、次はレーザー彫刻の実演です。

合成木材MDFに、名刺サイズの神奈川沖浪裏を彫刻。
やはりレーザー加工機を初めて見る方が多く、皆さん食い入るように見つめます。背伸びして撮影を試みる方もチラホラ…

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テーブルに用意した様々なレーザー彫刻のサンプルにも人だかりが。

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同じデータを使用しても、素材によって異なる表情の神奈川沖浪裏に仕上がります。
木材、アクリル、ゴム、金属…素材ごとに加工の得意不得意があり、それら加工知識を蓄積していくことも私達Garage芸人の使命であります!

【デジタル版画の刷り体験!!】
Garage Sumidaでのレーザー彫刻見学を終えた一行は再びバスに揺られ、次の目的地であるco-lab墨田亀沢へ。移動中の車内では、墨田区が保有する浮世絵の調査・研究をしている墨田文化振興財団の学芸員の方が、浮世絵、葛飾北斎、そして名作・神奈川沖浪裏について解説してくださいました。
目から鱗な情報が次々と出る中、最も驚いたのが一枚の浮世絵を作るための版木の製作期間。なんと、長ければ40日かかる場合もあったとか。ちなみに私達が今回用意したデジタル版木は一版約40分。実演で作った名刺サイズの浪裏は約8分で完成します。ものづくりの技術がめまぐるしく発展していることがよくわかりました。

さて、co-lab墨田亀沢ではついに待ちに待った刷り体験が。
株式会社サンコー代表取締役摺師による刷りのレクチャーを、一同真剣に聞き入ります。

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今回参加者の方々に挑戦して頂いたのは多色刷り木版。一色一版で計6色、薄い色から順番に一つ一つ色を刷っていきました。
絵の具の量やバレンの力加減など中々難しく、版を重ねていく過程でコツを掴んでいきます。

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最後は、完成した神奈川沖浪裏を持って記念撮影を行いました。

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浪裏の再現度の高さに皆さんから満足のお言葉を頂き、スタッフ一同大変嬉しく思っております。
ちなみに作品を収めたこの台紙は、co-lab墨田亀沢の活版印刷機を使ったお手製のもの。これも待ち時間中に、参加者自らがタイトルと日付を印刷しました。

記念撮影の後はバスに乗り、すみだ北斎美術館の建設現場を通り両国駅にて解散となりました。

 

今回のイベントで、私達ものづくり企業の姿を一部ではありますが皆様に知って頂くことができ、また私自身が製造業と一般の方々との関わり方を考える大きな転機となりました。
本イベントを継続的なサービスとして皆様に提供することが出来るよう、更なる改善を尽くしてまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

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